先日、サードワーキングホリデービザの実施が発表されましたね。
今年に入ってからカナダ国籍の人の年齢制限があがるニュースが流れていたので、その流れで他の国も年齢制限があがるかなと思っていたらまさかのサードワーキングホリデー…。
結構衝撃でした。

サードワーキングホリデーについておさらいすると…。
2019年7月1日以降、セカンドワーキングホリデービザを保持している間にオーストラリア国内の指定された地域で特定の仕事を6ヶ月間すること。
セカンドビザの取得は88日間の労働ですが、サードビザの場合はこれが6ヶ月間に延長されるんですね。

って心の声がもれてしまったところで言うのもなんですが、オーストラリアに少しでも長く住みたくて年齢制限も満たしている人にとっては朗報ではないでしょうか。
わたしは条件に当てはまらないのでサードビザを取得することは出来ないのですが、もし可能であればトライしていたかもしれないです。
サードワーキングホリデービザの条件どうなのよ
サードワーキングホリデービザの条件は「2019年7月1日以降、セカンドワーキングホリデービザを保持している間にオーストラリア国内の指定された地域で特定の仕事を6ヶ月間すること」なので、1年目も2年目もどこかで一定期間の季節労働が必要です。
1年目は88日間なのが2年目は6ヶ月と長期間に。
ファームでの仕事は好きか嫌いかも、向いているか向いていないかもあるので、正直ファーム仕事が好きでない人が6ヶ月間ファーム仕事をするのは地獄かなと思います。笑
中には1年間ファームを転々とする強者もいるので本当に人によりますが、4ヶ月半畑仕事して割と楽しんだわたしから見ても6ヶ月は「マジ長い…」ってひきました。笑
- ファームの仕事がすき
- 何が何でもオーストラリアに長く住みたい
このどちらかでないとそう簡単に続かないのでは?と思いますね。
88日でも挫折する人がわんさかいるのに、6ヶ月なんて、それだけ労力をかけてできるくらいのじゅうぶんな気力と体力がないと途中で挫折しそう。
ただ、いまのところ、学生ビザの審査が以前に比べて厳しくなっているだとか、永住権申請条件が厳しくなっているだとか、急ピッチでハードルがあがっているので、そんな中では明るいニュースかもしれないですね。
マジ長いってひいた理由はファームの特性にもある
6ヶ月の季節労働がマジ長いだろってなったのには単純な長さ以外にも、作物によって変わるファームの特性にもあって、作物にはどうしてもシーズンがあるので、シーズンが終われば仕事はなくなってしまうんですね。
ポジションが変われば同じファームで続けて働くことができたり、シーズンの長いファームに勤めたり、提携ファームの多いワークホステルに泊まれば1つのファームでシーズンが終わっても次の仕事を紹介してくれるかもですが、そうでなければ仕事を求めて移動が必要になります。
わたしはトマトファームで4ヶ月半ほど働いた経験があるのですが、わたしが辞めて2週間くらいでファームの仕事自体終了したのでわたしの働いていたファームのシーズンは5ヶ月ほど。最初から最後までいたとしても足りません。
シーズンの短い作物や、シーズンの途中から始めた人は同じファームで続けて6ヶ月間終わらすのはかなり難しそうですね。
ファームを転々とするとなると、情報収集にかける時間、移動にかかる時間、仕事待ちの時間など想像以上に時間を取られる可能性があるので実際は6ヶ月以上田舎にいる必要もでてくるかもしれません。さらに、宿泊費、移動費もかかります。
ファームの仕事って当たり外れも多くて、簡単に条件の良いファームに当たれるとも限らないし、想像しただけで面倒くさそう…。

って気づいたので、上手いこといけば3年間もオーストラリアに滞在できちゃうニュースの良いところもあげてみよう!
サードワーキングホリデービザの最高なところ
- 3年間オーストラリアに滞在できる
- 季節労働に限り同一雇用主の下で12ヶ月間働ける
- ノーザンテリトリーで一部の職種は季節労働同様12カ月間働ける
- 日本人も年齢制限が35歳になるきざしを感じる
3年間オーストラリアに滞在できる
まずどう考えてもこれは利点ですよね。
1年目と2年目はそれぞれ一定期間の季節労働が必須ですが、それさえ終えてサードワーキングホリデービザが申請受理さえされれば、3年目はミラクル自由です。
学生ビザで学校に通って滞在を延ばす手法もよく見られますが、学生ビザの代金や学費は結構かかってしまうので、ビザ申請代金のみで学校にも縛られずお金の心配もなく滞在を延長できるのはやっぱりワーホリビザのいいところですよね。
わたし自身セカンドワーキングホリデービザを取得して良かったと思うのは、ファーム生活でお金が貯まった上に、学費の支払いや授業への出席に縛られることもなく、好きな仕事をして過ごせている点です。
6ヶ月もファームで働けば、かなりの額貯まるのでは。
季節労働に限り同一雇用主の下で12ヶ月間働ける
このファームだいすき!オーナーだいすき!お金稼げる!まだまだ働きたい!ってもし万が一なったときに嬉しいのが6ヶ月限定の縛りがなくなったこと。
さっき1つのファームで6ヶ月働くって無理あるみたいな話しといてなんですが、オーナーによっては1年中仕事持ってるので長期で働けるところはなくはないのです。
個人的に6ヶ月縛りはよく意味分からないなと思っていたので季節労働以外もOKにしてくれたらいいのになあ。
ノーザンテリトリーで一部の職種は季節労働同様12カ月間働ける
恐らくノーザンテリトリーは深刻な人手不足。
季節労働以外も一部の職種で、同一雇用主の下での12ヶ月間の就労が認められました。
この職種は観光や建築などじゃっかん技術?を求める仕事のようですが、元々同じジャンルの仕事をしていて、さらに続けたい人には朗報かも?(職種の一覧は公式ページを確認しよう。わたしは詳しくない。笑)
日本人も年齢制限が35歳になるきざしを感じる
一部の国でワーキングホリデーの年齢制限が35歳までひきあがったよ!
日本は残念ながら含まれていないのでこれまで通り31歳までにいろいろ済ませないと(言い方)いけないわけですが、この流れがすすめば日本人の年齢も引き上げられる可能性はゼロではないですよね。
わたしはすでにサードワーキングホリデーの申請をすることすら条件上できないのですが、今後オーストラリアに渡る日本人の選択肢が増えていくのは嬉しいです。
ワーキングホリデー中、いわゆる「ぎりほり」で切羽詰まっている人たちも見てきました。
特に日本はヨーロッパの子たちと比べて、20代後半でワーホリに乗り切る人が多いように感じます。
例えば29歳でワーホリに乗り切ったとき、31歳の壁はすぐに現実的なものになりますが、それが35歳までになれば、かなり余裕ができるし、今まで年齢のせいで諦めていた人たちもトライできるチャンスが格段に増えます。
近々、日本も対象にして欲しいなあ…。
ワーキングホリデー制度ってすごいよね
今回の発表で、単純に1年間異国に住むことが許されるだけでもすごいけど、こうやって政治やら経済やらいろいろなことがあいまってルールも変わり、加盟国が増え、選択肢が増えていくんだなあと感じました。
わたしももう少し早くこの発表があったら、3年目にチャレンジしてたかも。
最後に役立ちそうな記事のせておきますね。
-
-
【オーストラリア】セカンドビザの申請はファーム探しから始まっている
「セカンドビザ欲しいけどどうしたらいいの?」「条件ってあるの?」「絶対失敗したくない!」って人は、ファームを探す時から念入りにしましょう。 何故ならセカンドビザの申請はファーム探しをする時点で始まって ...
続きを見る
-
-
【オーストラリア】セカンドビザを日本から申請後30分で取得できた【2018年仕様変更?!】
2018年6月にオーストラリアのセカンドワーキングホリデービザをオーストラリア国外(日本)から申請し30分で取得しました。 さらに通常申請に必要な書類の提出もなく許可されたので、今回はわたしの申請の経 ...
続きを見る